【家族や勤務先にバレる?】自己破産したらどんなデメリットがあるのか【実体験】

今回は、みんな気になる自己破産のデメリットについて。
自己破産とは、債務整理の中の一つの手続きの手段のことを指します。
そもそも自己破産とは、
借金の返済が経済的に困難になった方が、法律的に借金の支払い義務が免除されることを言います。
めちゃくちゃ簡単に言うと、
借金がゼロになります。
ゼロってすごいですよね。
ただし、ゼロにならない場合もあります。
この点については、のちほどお伝えします。

ちなみに、今僕は自己破産の真っ最中です。

自分が自己破産をする前に色々調べていたんですが、その時に気になったことって、メリットよりデメリットの方なんですよね。
今真っ最中なだけあって、なんかリアルですね。
なので、一般的に言われているデメリットに加えて、実際に自分が感じた部分もお伝えしていこうと思いました。
その前に、まずはメリットについてもせっかくの機会なのでお伝えしますね。
自己破産の主なメリット
- 借金がゼロになる→何と言っても、これが全てではないでしょうか。
※ただし、完全にゼロになるとも言い切れないので、またデメリットの項目でお話しします。
- 借金が返済できない状態であれば、誰でも自己破産できる
- 業者からの取り立てが止まる
- 99万円までの現金は手元に残せる→不動産や車等の財産は処分することになります。
- 精神的なストレスから解放される→これはめちゃくちゃ大きいです。
以上が、主なメリットです。
※その人の状況によってメリットにも多少の違いはありますので、詳細については一度関係機関の無料相談を受けてみるのが確実です。
自己破産の主なデメリット
- クレジットカードが利用できなくなる
- クレジットカードを一定期間は新しく作れない
- ブラックリストに登録される→5〜10年間は新たな借り入れや、ローンを組むことが難しくなる。
- 破産手続き中は、公的な資格の仕事に就けなくなる
- 生活必需品等を除く財産を処分しなければならない
- 氏名や住所が官報に公告される
- 破産手続き中は自由に引越しができなくなる→裁判所の許可があれば可能
借金がゼロにならないことも・・・
冒頭でお伝えした、借金がゼロにならない場合をお伝えします。
- 税金や社会保険料は自己破産しても支払わなければならない
- 罰金や損害賠償によって生じた治療費等の支払いも無くならない
あと、学生時代に借りていた奨学金についてはより注意が必要です。
奨学金は免除されない
保証人や連帯保証人がいる場合、奨学金は免除されません。
本人の代わりに、保証人や連来保証人に返済義務が発生します。

僕の場合は、父親が連帯保証人になっていたので、奨学金の残り約330万の支払い請求が親にいくことになります。
ということは、自分自身に請求が来なくなるだけで、実質的には奨学金の返済は無くなっていないことになります。
しかも、法的には残額を一括請求となります。
でも安心してください。
僕の場合は、残額一括請求では無く、以前と同じ金額での支払いを続けることができました。
なので、100%分割ができるかどうかはわかりませんが、もし自己破産することになったら、その旨も相談することをオススメします。
というか、奨学金の残額がある場合は、関係のある方へは絶対相談した方が良いと思います。
そして、保証人や連帯保証人の方への報連相はマストです。
割賦が残っている携帯電話はどうなる?
携帯の本体代金の支払いがまだ残っている人はこれも気になりますよね。

僕は、携帯の本体代金の分割がまだあと6万円ぐらい残ってました。
とあるネット情報では、分割の残債がある場合に自己破産すると、携帯が使えなくなるみたいなことが書いてあったので、内心ヒヤヒヤしてました。
この点も、担当の弁護士さんに相談したら大丈夫とのことで、セーフでした。

ヒヤヒヤした・・・

ということで、今まで通り携帯も使えていますし、携帯の本体代も今まで通り分割での支払いを続けています。
携帯電話については、自己破産する前と何も変わらない状態で使用を続けることができています。
また僕の場合は、分割の残債は残っていますが、月々の携帯電話料金の支払いについては滞納したことはありませんでした。
なお、個々の状況・状態によって携帯電話が使用継続となるか強制解約になるのかは変わってくるので、一度担当の方に相談してみてください。
勤務先にはバレるのか?
結論、自己破産しても勤務先にバレない可能性は高いです。
仕事については、僕の場合は全く問題なかったです。
誰にもバレることなく仕事を続けています。
ただし、会社からお金を借りていたり、自身の借金を滞納しすぎていて給料が差し押さえになった場合は、会社にバレるのでご注意を。
家族にはバレるのか?
該当する方は、ここは特に心配な部分ですよね。
原則、本人名義の財産や負債が対象になるので、基本的には影響はないです。

家族にもペナルティがいくなどの影響があったら心配ですもんね。。
ただし、家族にバレるパターンとしては、弁護士事務所や裁判所から書類が届くことがあるので、その時に知られてしまうこともあるようです。
この点については、100%バレるバレないは言い切れないので、間違いなく相談してみた方が良いです。
ちなみに、保証人や連帯保証人には100%バレます。
僕の場合は、奨学金の連帯保証人に親がなっていたので伝えました。
正直、話す前はめちゃくちゃ嫌でしたが、今後の自分の人生を考え、ここで踏ん張ってちゃんと言った方が、未来はきっと明るいと信じて伝えました。
借金の苦しみから解放され、人生を再スタートできる
正直、自己破産をする理由は、これに尽きると思います。

でも最初は、自己破産すると決まった時、不安でいっぱいでした。
自己破産は、債務整理の最終手段とも言われているそうです。
僕の自己破産に対するイメージは、
自己破産前は、『人生の終わり』くらいに思っていましたが、
今はイメージが変わり、『新たなスタート』のように感じています。
もちろん、借金をゼロにするのにデメリット無しで行うのは無理ですが、デメリットがあったとしても大概の人はメリットの方が圧倒的に大きいでしょう。
あなたは決してひとりじゃない
今このブログを読んでくださっている方は、借金で苦しんでいる方だと思います。
誰にも言えず、ひとりで悩んでいる方もたくさんいることでしょう。
僕もそのひとりでした。
誰にも言えず、約5年間もがき苦しんできました。めちゃくちゃしんどかったです。
でも今は、新たな再スタートができています。
借金という精神的なストレスからも解放されています。
だから安心してください。
今は苦しい未来しか見えないかもしれませんが、本当の未来はきっと明るいです。
ほんの一歩だけでもいいので、動いてみましょう。
そしたら気づきます。
あなたはひとりじゃないということに。
借金については、専門家の方がいます。
そして味方になってくれます。
僕もそうでしたが、相談することさえめちゃくちゃ怖かったです。
でも、明るい未来は、行動しないとやってきません。
逆に言えば、行動したら、明るい未来は近づきます。

僕は、あなたの未来が明るいことを信じています!