【経験者が解説】自己破産したら奨学金はどうなる?家族への影響は?

借金返済
  • 自己破産したら奨学金はどうなるのか
  • そして、どんな影響が出るのか

これらは奨学金を借りている人なら誰しもが気になるところですね。

のけっつ
のけっつ

何を隠そう、僕も自己破産前はめっちゃ気になってました。

奨学金は自己破産するとゼロになる・・・可能性がある

結論から言うと、奨学金は自己破産するとゼロになる可能性があります。

のけっつ
のけっつ

なんか…ふわっとした言い方でしっくりきませんね。

この伝え方をしたのにはちゃんと理由があります。

のけっつ
のけっつ

どんな理由があるんですか?

「機関保証」か「人的保証」どちらを選択したかで変わる

奨学金を借りる際に、「機関保証」「人的保証」のどちらを選んだのかによって変わってきます。

万が一、覚えていないという方は調べてください。

それくらいこの部分は後々重要になってきます。

では説明をしていきますね。

機関保証を選択していた場合

結論、機関保証の場合は、

奨学金においては家族に迷惑はかかりません。

安心してください。

そして、自己破産をするとその保証機関への返還義務もなくなります。

シンプルに伝えると、自己破産したら奨学金の借金はゼロになるということです。

人的保証を選択していた場合

結論、人的保証の場合、

実質的にはゼロにはなりません。

どういうことかと言うと、

自己破産をすると、自分の奨学金の支払い義務はなくなりますが、保証人や連帯保証人に奨学金の残高の請求がいきます。

人的保証の場合は、保証人や連帯保証人を必ず決めています。

奨学金を借りている日本学生支援機構は、連帯保証人に対して、基本的には一括返済の請求をします。

奨学金の残額が一括で請求されてしまいます。

ちなみに、連帯保証人は請求された金額の全額を返還する義務がありますが、保証人の場合の返還義務は半額となっています。

もし親を連帯保証人にしている場合、少し前に話題になった、親子共々での自己破産もありえてしまいます。

奨学金の支払いができず、連帯保証人も自己破産となる可能性もあるのです。

大概の人は、親を連帯保証人にしていると思います。

実際僕は、父を連帯保証人にしていました。

大学生の時、奨学金を利用し総額約400万円借りていました。

もし自己破産をすることになった際は、必ず伝えた方が良いです。

そうでないと、いきなり請求書が届いてビックリなんてことになりかねません。

保証人や連帯保証人がいる場合は、相手に必ず迷惑をかけることになります。

保証人は支払いを拒む権利があるのですが、連帯保証人にはその権利がありません。

なので、連帯保証人に請求があった際は、支払いを拒むことは一切できないということです。

分割で奨学金を返済することができる

ここでひとつ朗報です。

先ほど、連帯保証人に対して、奨学金の残額が一括で請求されると言いましたが、僕の場合は分割での支払いとなっています。

どういうことかと言うと、

一括請求では厳しい旨を担当の弁護士さんに相談して、動いていただいたところ、分割での支払いで大丈夫と言われました。

金額は、今までの毎月の支払金額のままです。

これは本当に助かりました。

自己破産する前に色々ネットで調べていた時、「奨学金は一括で請求される」ということがたくさん書いてあり、不安で不安でしかたなかったのを覚えています。

なので、状況等にもよるかもしれないので、100%分割が可能かどうかはわかりませんが、一度相談してみることをおすすめします。

機関保証と人的保証の違いをお伝えしましたが、もしかしたらピンときた方もいるかもしれません。

人的保証から機関保証に変更はできるのか?

機関保証なら、家族にも迷惑かからないし、奨学金の残高もゼロになるなら、人的保証から変更すればいいんじゃないかと。

そうですよね。

そう考えることもできますよね。

のけっつ
のけっつ

僕は人的保証だったので、なんとか機関保証に変更できないか調べました。

日本学生支援機構のHPには以下のような記載があります。

平成16年度以降の奨学生採用者の場合は、連帯保証人または保証人が死亡等やむを得ない理由により保証ができなくなった時には、機関保証への変更ができます。

日本学生支援機構HPより引用

またそれだけでなく、返還中に機関保証へ変更する場合には条件があります。

  • 延滞していないこと
  • 振替口座(リレー口座)による返還を行っていること
  • 本人が破産等、債務整理状態にないこと

上記の条件から考えると、

基本的には「機関保証へは変更できない」ということですね。

これはもうしょうがないです。

自己破産以外の方法はあるのか?

自己破産以外の方法ももちろんあります。

日本学生支援機構が行っている制度として、有名なものが2つあります。

減額返還制度

この制度は、毎月の奨学金の返還額を減額してくれるものです。

減額した分返還機関が延長されるということです。

返済の総額が減額されるわけではないのでご注意を。

この減額返還制度を利用するためには条件があります。

  • 経済的な理由の場合は、目安として所得証明書等の年間収入金額が325万円以下であること

また、1回の申し込みにつき12ヶ月間、最長15年まで延長可能です。

返還期限猶予制度

のけっつ
のけっつ

僕もこの制度を実際に利用していました。

この制度は、奨学金の支払いを一時的にストップすることができます。

この猶予制度も条件があるので、検討してみようとお考えの方は要確認ですね。

1回の申し込みで最大12ヶ月間の猶予が受けれます。

申し込みは最大10回までできます。

ということは、最大10年間は奨学金の支払いをストップできるということですね。

もちろん、猶予した分だけ、奨学金の残額が減るわけではないのでご注意を。

奨学金が払えない=自己破産ではない

もし、奨学金を払えない状況になったら、一度奨学金の窓口に相談してみた方が良いです。

きっと、前向きな提案をしてくれると思いますので。

大前提として、借りたものは返す。

自己破産等の法的な制度を利用すると、その分デメリットもありますからね。

また、奨学金を延滞すると、もちろん延滞金も発生します。

何もアクションを起こさないまま支払日が過ぎるより、事前に窓口へ連絡して事情を話した方が間違いなく良いです。

例えが合っているかはわかりませんが、

何の連絡もないまま待ち合わせに遅刻されるより、今こういう状態だから遅刻しそうと前もって連絡があるのとでは、印象が全然違ってきますよね。

何はともあれ、困ったら一旦相談してみるのが一番です。

奨学金が払えなくなった場合の手段として、自己破産以外の債務整理の方法もあります。

任意整理や個人再生といったものです。

これらの詳しい内容についてはまたの機会に。

今回は、自己破産したら奨学金はどうなるのか?についてお話ししました。

どうでしたか。

ブログを読んでくださった方にとって、少しでも有意義な時間を提供できれば嬉しい限りです。

のけっつ
のけっつ

では、このへんで。

 

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